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(中川整形の)リハビリテーション

5月から運動器リハビリテーション(Ⅲ)の施設基準を取得しました。今後は運動器リハビリテーションを行うときはそれで算定していきます(電気治療や牽引などのリハビリは従来通りです)。算定できる範囲には大きく2つの制約があります。一つは一定期間しかできないこと、もう一つは介護保険の認定(要支援、要介護)を受けている方は対象外ということです。

運動器のリハビリテーションの目的としては大きく2つです。

一つは急性期の外傷(骨折や脱臼、靭帯損傷など)や炎症性疾患(五十肩や一部の腰痛症など)に対するリハビリテーションです。その治癒過程に応じた運動を療法士(りょうほうし:トレーナーみたいな人)をつけて行うことです。その回復具合や時期に応じて、療法士によって、または、患者さん自身で、関節を動かしつつ筋力訓練などを行っていきます。そしてその経過の中で早期から社会復帰を進めていきます。

もう一つは慢性疾患(変形性腰椎症、変形性膝/股関節症など)に対するリハビリテーションです。これは、加齢とともに進行する疾患ではありますが、この病名があれば必ずリハビリが必要なものではありません。たいてい安静時には痛みはないかあっても軽度ですし、膝を腫らしながらもゴルフに行ったり、「痛いねん」といいながらも買い物や家事などをしておられます。ただ、変形があるということは、変形前と比べ各関節の耐久力は低いです。耐久性以上の運動や家事をするとむりやり続けると、関節や腰のいたみがひどくなります(急性増悪)。こういった時にリハビリテーションが必要になります。急性期と同様に回復具合に応じて生活訓練をしたり、症状が落ち着いてきたら再発防止のため、日常生活動作の中でしないほうが良い動作の指導や普段の運動方法や習慣の指導を行います。

中川整形外科に新しい治療方法が増えたようなイメージであればよいと思います。必要に応じて利用していきますので今後ともよろしくお願いします。

中川和也 拝