5月のことですが、ブログのカテゴリに”病気”を作ってみました。内容的には『くつ関連の痛みの話』『がんロコモ』『マメの治療経験』といった病気というには違和感のある話ばかりです。
で、病気って何・・・？
国語辞典を引くと、『体調が正常ではない状態』といったことが書かれていることが多いです。結構あいまいですね。ほかにいろいろネットサーフィンをしてみても、あいまいな概念でしか書いてありません。
じゃ、病気って何？？
死につながる病気が病気でしょうか。でも直接死につながらない病気も病気といいます（整形疾患では関節リウマチ、変形性○○症、外反母趾とか）。一方怪我は一般にはあまり病気といいません。知る限り、保険会社の商品もケガと病気は分けられています。が、国語辞典の定義で行くと全て病気になりそうです。
整形外科疾患に限ると直接死につながる病気はほとんどありません。ケガなど自然治癒するものはともかく、他の病気は、加齢や生活習慣からくる症状や画像所見（画像の見た目）です。画像所見からくる病名は、ほとんどが使い痛みや加齢に伴うものなので、一度その病名が付いてしまえば（老衰や他の病気で）死ぬまで、ついて回る病名になります（あくまで画像所見です）。ここまで病気を連呼していますがホントにこれ病気ですか？？
ちなみに医者になって10年経って、リハ科の医者を一時やってからよく考えるようになったネタです。たぶん、リハ科の医者は内科や外科の入院患者さんと接する機会が多くなり、生死にかかわる病気になるか、なった人のことを本気で考える機会が増えたからだと思います。逆に言うと、それまで10年間医者をやって考えなかったネタとも言えます。（自分だけかもしれませんが・・・）
とりとめのなく、結局よくわからない話を並べてみました。たぶん病気と言ったことのない人はいないと思います。病気って何やろかと考えるきっかけにしていただければ幸いです。
気が向いたらまた書くかもしれません（笑）あ～ぁ、暗・・・
中川和也 拝