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運動不足 (診療所の事は一切書いてません)

唐突ですが、運動量に関して考えたことってあるでしょうか??

コロナ騒ぎの第1波が過ぎ、町に少し活気が出てきたのと、見回すとコロナ太りという言葉が出てきたことなどから、こんなテーマを最近考えてみました。

その中でふと映画の一場面を思い出しました。バックトゥ〇フューチャーのナンバリングは忘れましたが(西部劇の時代です)、酒場でしていた会話です。

『未来では金を払って運動している』

『なぜ?』

『exercise』

⇒一同爆笑

西部劇は知りませんが、日本の時代劇を医者のセリフは、『安静に』『養生せい』『お大事に』、あたりが一番よく聞く言葉な気がします。移動手段は徒歩か馬、基本偉い人以外は肉体労働なので、過労または病気+過労、安静や大事を取ることで過労を減らせばある程度元気になる、たぶんこんな流れなんでしょうね(知らんけど)。

そして現代。実際に診療をしていると、同じ姿勢での作業が一つの原因と思しき、肩こり、腰痛、首痛などで来院される方が増えている気がします(もちろん『ぶつけた』『こけた』『すりむいた』『ひねった』などの急性の外傷も来られますが)。

現代社会、会社などの内勤の方は『出勤から退勤までトイレとご飯以外座りっぱなし』ではないでしょうか(ドラマなどからの個人的な印象です)?もしそれが正しいなら、特定の姿勢用(『動作』ではなく)の体を作っているといえるかもしれません、かなり乱暴な言い方ですが。ってことは治療は安静ではなく無理なく動くことです(無理に動くとどこかを痛めます)。

自粛により通勤すら奪われ過度の安静を強いられたことによる節々の痛みや体重増加、コロナは一つのきっかけでありその種は現代社会全体にいっぱい潜んでいたのかもしれません。

最近は暑いから、雨が多いから、連休でやらない週が出来てしまったから…私もいろんな言い訳とともに今月はジョギングもサボリ気味です(笑)。やっぱジムとかにお金を払うことがモチベーションになるかもしれません。そう考えると、『運動の機会を与える商売』、200年前なら笑われるでしょうが、現代社会には必要なんでしょうね。

中川和也 拝