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私文 ~ プロ野球の記録・・・と愚痴・・・ ~

先日の記事の延長戦です。プロ野球機構のHP(https://npb.jp/history/2021/milestones_team_hr.html参照)にも載っていました。

いろいろと興味深い記録です。

プロ野球全体の記録は、1号と5000号刻みで105000号の伏見寅威(オリ)まで。

セパそれぞれの記録は、第1号と5000号刻みでセは50000号の福留(阪神)、パは50000号のブラッシュ(楽天)です。

各球団ごとの記録は1号と500本刻みです。

個人的に興味を持った記録は

パリーグでは、SHの8500と9000号は今宮(=ホームランバッターちゃうのに節目は二本も打ってるの?)、日ハムの8000号は清宮(=2019年、当時は期待されていたんやろなぁ)、松永浩美は阪急の4000号とダイエーの5000号と2球団で名前が残ってる。

セリーグでは、読売は5000号が槇原(=投手やん)、長野久義も読売ではなく、カープの8500号で名前が残っています(=長野は読売でしょ?(あくまでイメージです))。また、カープの山本浩司は2500,3000,4000号と3つも取っています。

こう見るとロッテは結構オーソドックスです。ロッテ一筋15年のレジェンド西村は、俊足好打の盗塁王の個人記録保持者ですが、通算本塁打は33本で、そのうちの一本が4000号、とこれだけは毛色が違います。が、4500から8000号までの顔ぶれは、愛甲や福浦といったホームランの記憶もあるレジェンド、ホールやフェルナンデス、パスクチ、パラデスなど名を残したり残さなかったりの懐かしの外国人選手、将来を期待されていたもののアキレスけん断裂で出番を失った大松です。いずれもホームランのイメージはある選手ですので、ほどほどオーソドックスな顔ぶれです。それ以前もミスターロッテの有藤、リー兄弟の片割れ、アルトマン、榎本など打で記録の残した選手が多数占めます(スミマセンが現役時代は知りません・・・)

個人的には小中学生の頃(85-00年ころ)の選手が一番何も考えずにあこがれられていた時代かと思います。

ホームランバッターといえば、読売だと、中畑や吉村、クロマティ、原、駒田、その後に出てきた松井など。西武の秋山清原デストラーデのクリンナップ、ヤクルトの古田広沢ハウエル池山、カープは緒方前田江藤ブラウン、その後金本など。大洋のポンセやレイノルズの名前もありました。もちろん中日の落合や山崎も。ハムの田中幸雄にウインタース。ファンでなくても名前は知っているくらい、各球団に揃っていたんですねぇ。

もちろん2000年以降も、たくさんのホームランバッターがおり大いに楽しめました。

 

子供の時は視野はバッテリー間に限られていたようで、純粋に他の選手より体がでかい、打者が遠くへ飛ばす、投手が体感的に早い球を投げる、山田久志のアンダースローも憧れました。大人になると、内野手が抜けそうなライナーをキャッチする、間に合いそうにない三遊間をアウトにする肩、外野手のレーザービーム、本来いない場所に飛んだ球を易々捕球、走者のベースランニング、内野安打の足など、現場に行けばずっと見ていられます。

現在ロッテはそういう意味で非常にわかりやすく魅力的です。マーティンのハイレベルな三拍子、レアードのパワー、エチェバリアの身体能力、日本人でも藤岡や中村の成長した守備にシュアな打撃、安田や藤原、佐々木朗希のようなスター性、和田の足や守備、小野の直球、山口の当たればデカいが三振も多い、など粗削りですが一芸に秀でた若手選手など、挙げればきりがありません。

ここからは個人的な愚痴です・・・

今は『簡単に細かいデータまで調べられ』、『いろんな人の意見を簡単にみられ』、『何でも数値化しようとする』、『100%を求めようとする風潮(ビデオ判定)』など主観的な物をどんどん削る世の中になっています。また、中継画面の解像度がよくなったこともある意味では悪いことなどではないのかと思います(生で見ようと思わなくなる)。

とくに数値化ってのは、(野球だけではなく)人間らしさから離れてしまうと個人的に思っています。主観性が無くなり、皆が画一的な見方になってしまいます。もちろん、ホームランや勝利数、三振数などの記録は必要と思います。が、メジャーから輸入したいろいろ率、ボールの回転数、場合によっては球速も本当は不要なのではないかと思うこの頃です。

むろん商売をする人(経営陣)だけは分析、契約などで必要になるでしょう。相手の選手の分析という意味では各球団の分析班も必須です。

しかし、元選手の解説者や首脳陣、現役選手は、参考にしつつ直感を信じるということが非常に大事だと思います。数字は勉強すればだれでもできますが、直感は一流選手にしか持てない物です。また、球速を求めるだけで壊れて言った選手もたくさんいますし、さらに回転数などを加味した投げ方となると投手自体の身体を無視した投げ方を作ることになるのではと勝手に思っています。

ましてや観衆は、自分で見た素直な感想だけを言えばいいと思いますがね。と、ハイライトすら見ず一球速報の文面だけで評論家風の事を言っている観衆の私めでございました・・・書きながら少し反省・・・長文にも反省・・・愚痴ですから・・・

中川和也 拝