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運動論① ~ ゴミ収集車 part 2 ~

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前回書いたのも2021年以来か…のごみ収集車ネタ。続きではありませんが第二弾です。

先日子供と話していて『ゴミ収集車ってゴミ袋1000袋はいるらしいで』といわれて気になったので調べてみました。

Go〇gle先生に聞くと、小型、中型では2t、45L袋で1000袋だそうです。ふむふむ…

さて、それだけでは面白くないのでもう少し拡大して、数学/物理学と整形外科学/運動学と混ぜていろいろ理論立てて推察してみました。

I) 数学的/物理学的な視点から(机上の空論)

とりあえず45L袋は2kg想定のようです。袋に入れた2Lペットボトルを持ってみた。目一杯詰めたらちょっと越えそう、特に紙なら確定で越えますね。

次に1回の回収量を考えてみました。一袋2kg以上、家庭により2袋以上出す場合もあるので、1000袋想定で回収に回っている訳ではないと思います。戸建てなら一辻あたり30軒の家があると仮定すると、20~25辻(600~750軒)が一台が一度に回収できる量でしょうか。回収員さんは手際よく回収されるので、1~2分で次の辻に行ってしまいます。つまり家がある程度集合していれば、小一時間でノルマ達成になりそうです。業者さんによっては2~3回くらい回っているのかな?

II)  整形外科/運動学の観点から

一台で2~3名の回収員さんが乗り込み、1名が運転、あとが回収しているとお見受けします。回収役は、ゴミの間をジョギングしながらそれほど2kgの袋(それほど重くないもの)を持ち上げ収集車に入れる作業をしています。

基本的にAハムストリングスや臀部周囲の筋、B背筋や肩甲帯の筋など後方の筋肉を主に使用します。

回収員さんが

①ゴミ袋間を走る

②ゴミ袋を拾うために軽くかがむ

③ゴミ袋を持ち上げ収集車に入れる⇒①へ

運動と筋肉に置き換えると

①効率よく走る(ジョギング)姿勢を取るためにAを使用し体を起こしながらB で左右交互に後ろに蹴り出す。

②前に転倒しないよう、大腿四頭筋などで軽くブレーキをかける。

③B⇒A を連動させてゴミ袋を持ち上げて、上半身の筋も総動員し収集車に投げ込む、または、(巻き込まれないように)大腿四頭筋でブレーキをかけながら、収集車に入れる。

を繰り返すことになります。小一時間し続けるとほどほどにしんどい運動と思います。それを1日に何クール回るかは存じあげませんし、危険と隣合わせの仕事とは思います。それを天候に関わらず回収に来てくださいます。

III) IとIIを混ぜてみると…

①~③の運動を日々続けることだけであれば、痛めそうな部位は胸腰椎移行部(みぞおちの裏くらい)の背筋くらいな気がします。

それらの疲労を日々上手に取れれば、運動だけみれば非常に健康的な運動とも言えそうな気がしてしました。

ただし危険が無ければ…ですが。

袋の中身は各家庭での分別が出来ているかにかかるため、危険が付き物です。素人(私)が思い浮かぶだけで、投げ込み時の収集車への巻き込み、思ったより重くてぎっくり腰、袋から飛び出した鋭利な物(場合により医療廃棄物含む)や化学薬品、爆発物(ボンベとか)によるケガ、これくらいは想像がつきます。

年末にかけ危険なゴミが増えると聞きます。捨てる側も分別をもって捨てましょう。皆が機嫌よく年始を迎えられますように…

中川和也 拝