ダントツ最下位からの巻き返しに向けての人事から
①監督やコーチ陣の交代
まず、吉井監督の退団です。井口さんの辞任から、なり手がいないタイミングで引き受けてくれた監督には感謝です。この戦力で3位3位と頑張ってくれましたが…2025年に本当の実力が出ましたか…そして今回はすぐに、サブロー監督が誕生しました。上位陣がCSとかやっている間に、ハードな秋キャンプを張っているようです。春キャンプはどうするんだろ。2週のまま?他球団同様に1か月に増やす?公式発表を待ちましょう。
走塁コーチの大塚コーチが西岡剛コーチに変わりました。また、SHの二軍監督になっていた、松山秀明コーチが内野守備走塁コーチで帰ってきました。おー、PL卒が増える。
②退団
一番のびっくりは荻野です。2009年のD1でロッテ一筋16年です。ファンとしてはロッテで引退してほしい選手の筆頭です。ユニも4番と0番の両方持っていますし、応援歌もめっちゃテンション上がります。
毎年のように怪我をし『春の妖精』とあだ名されるくらい、1年間一軍に居続けられたのは2021年のみ、規定打席もたぶん2019年と21年のみと非常にけがの多い選手です。しかし、試合に出れば初回の打率が異常に高いような気がする(あくまでイメージです)、初回からチームに勢いをもたらすリードオフマンです。バットを短く持って駒にように引っ張って先頭打者ホームランもよく打っていた印象のある選手です。初年度のスピードは内野ゴロを内野安打にしてしまったり、盗塁もダントツ(46試合25盗塁)でケガをしなければ、新人王と盗塁王は確定といわれていました。怪我のたび年々スピードは落ちましたが、2019年に初の盗塁王、通算260盗塁とロッテの顔といって差し支えない功労者といえます。
高部、藤原、西川と計算の立つ若手が並び、岡に山本が控え、さらに山口、和田、アセベド、そして代打の切り札、角中、石川、外野手は飽和状態といえますので仕方ないですが…思い余ってスペースが足りない‼
次いで美馬、9/30の楽天戦で1打席のみ6球でひじを痛め、まともに投げられない状態まで投げ切りました。2019年にFA、20年から6シーズンにわたり投げ続け、2020年と22年に2度の二ケタ勝利、ここ2年は戦力になっていませんでした。インタビューは満足いく現役生活であったようです。
澤村 美馬の引退試合で、初回を2打席を抑えたのがロッテでの最終登板です。2020年のシーズン途中に香月とのトレードでロッテに入団し、入団発表された日に中継ぎ登板(ユニフォームは間に合わずコーチの106番を借り、ポケモンのサワムラーの番号と一緒だとネットでネタにされていました)し、22試合を投げ防御率1.71と圧倒的な成績でオフに渡米しました。2023年に帰ってきた先がまたロッテで、結果3シーズン投げ切ってくれました。
二木 2013年のD6で将来を期待された投手でした。長身から投げ下ろすタイプで、2016年に7勝を挙げ、以降は2021年までほぼ100イニング以上投げて、2020年に涌井から18番を託され、いつかはエースに…と期待されながらけがに泣いた選手です。2022年以降は一軍登板はなく、2025年の最終戦の7回に途中登板し山川に満塁弾を打たれました。しかし、高卒選手が一軍で活躍するというモデルケースを作った選手でもあります。その後の出世頭は種市(2016年D6)横山(2019年D4)あたりでしょうか。
石川 2013年D1読売との競合で入団しました。1年目から10勝を挙げ新人王に輝き、2016年には14勝5敗2.16の防御率位で、最優秀防御率でタイトルを獲得しました。2016年には侍ジャパンに選ばれましたが、個人的にはこれでおかしくなった気がします。2017年は3勝11敗、5点台の防御率になり、以後2022年までおおむね100登板を投げるも、大きく勝ち越す年度はなくなりました。ここ数年は肩にメスを入れ、2024年にプチ復活しましたが、今期は二軍でも目立った活躍はなく、現役を模索しロッテを離れました。
そのほかにも、国吉、西村、岩下、大下あたりのプチビッグネームが並びます。
戦力外だけで結構おなか一杯になったのでとりあえず挙げてみます。
また思い出したら更新します~今季ももう一回くらい挙げたいなぁ。
中川和也 拝
