『意識不明の重体だった男児（2）が19日までに意識を回復したことが同日、滋賀県警大津署への取材で分かった。』（引用：https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190619-00010004-kyt-soci 重体の2歳男児が意識回復 大津園児事故、現在も入院）
だそうです。事故から1月半も経ってたんですね、時の経つのは早いものです。ご両親からすると気が気でなかった期間だと思いますが。まだ入院中ではありますが、ご本人の声が聞ける分、ご両親からするとまだ気は楽かもしれません（それでも負担は大きいと思いますが）。
退院＝元の生活ではありません。子供からしたら長期入院だけでもストレスでしょうし、もとの幼稚園に通える、同じように散歩に行けるようになって初めてゴールといえるようになると思います。もっとも、入院中の患者さんでさえ、退院=治癒、病院に来なくていいと思っておられる方が多くおられました。入院したことのない方には想像するのは難しいかもしれません。
リハビリテーション科医としては、『退院は一つのめどではあるが、ゴールではない』ですし、整形外科医としては『外傷の患者さんは、病院に来なくていいよ』と言えた時点でゴールです。
何科の先生が診ておられるかは存じ上げませんが、いろんなメディカルスタッフが絡んでいるでしょう。きっと共通の目標は『もう病院に来なくていいよ』と言ってあげることじゃないかなぁ。
次のニュースは、とっくに元の生活に戻っています、大変やったね、そんな報道であってほしいものです。
中川和也 拝