blogひとりごと

ラグビー ~メディアへの違和感~

先週の日曜の試合はテレビで見ました。平均視聴率38%、最大視聴率58%だそうです。

もともと決まった番組を見る習慣はなく、野球がやっているならつける、暇な時につけてみてスポーツ他面白そうな番組なら見る、程度しかテレビは見ません。ラグビーは社会人の試合とかたまにやってますが、『点の取り方』『前に投げたらあかん』くらいしか正直分かりませんので、見続けられないスポーツです。コンタクトスポーツは見ていて興奮しますが、素人には反則と正当のプレーの差が分かりません。今回はかなり親切に、試合が止まる度に解説してくれるので最後まで見ていられました。

2015年の前回ワールドカップは、元ラグビー部の上司が南アフリカに勝った事を朝一から興奮気味に教えてくれたので、少しだけ知っています(3勝1敗で予選リーグ敗退、後日この事も言及していました)。今回は自国開催であるため、メディアの露出が極端に上がることに関しては納得がいきます。文頭の数字もメディアの戦略通りでしょう。

少し話が過去に飛びます。今でこそメジャーなスポーツになったサッカーですが、今回のメディアの盛り上げ方が1998年のフランスワールドカップの時に似ている気がします。1993年にJリーグが開幕し、初出場した時です。『アルゼンチン負け、クロアチアは分け、ジャマイカは勝ち、勝ち点4でグループリーグ突破』みたいな事前予想でした。で、ふたを開ければ3連敗。この事前予想に対する違和感が強く、いまだに記憶に残っています(マイナースポーツなので全敗予想だと誰も見ないでしょうが・・・)。日韓ワールドカップに向け少しでも注目度を上げるため、今後サッカーで数字を取るための布石だったのかと今では納得できます。

ラグビーのナショナルチームは個人的には弱小国のイメージです。にもかかわらず『予選リーグはまあ勝てるでしょうの予想』で『実際に4連勝でグループリーグ1位通過』しました。ラグビーの観戦人口がどの程度いたかは知りませんが、スタジアム、パブリックビューイングは大盛り上がりでした。予想も結果も観衆にも違和感だらけです。

野球好きのラグビー素人が、野球より盛り上がっていることに対するひがみ、かもしれません。

中川和也 拝