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私文 ~ 『ゲームは1日1時間』 ~

おそらく我々の世代でファミコンをしたことのない男子はいないのではないでしょうか。自分もそうなんですが、ファミコンの時代からテレビゲームをしていました。大学生時代には、一人暮らしで親に何も言われないことをいいことに、2000年前後のセガ社やソニー社のハードはだいたい買い、用がなければ一日中やってました。『〇ワプロシリーズ』とか『K〇EI社』の出している歴史ゲームシミュレーションゲーム、その他某有名RPGなどなど。睡眠時間と勉強時間の絡みからこれはまずいと思い、大学卒業とともにテレビを破棄して、嫁さんと同棲するまでの数年間は家にテレビのない生活をしていたほどです。おかげで、テレビゲームからは離れられました。なんせ数年たつと、これらのハードはファミコンに慣れた者からすると映画みたいで画面酔いしそうですし、まとまった時間もない、高価なので全くやる気になりません。

で、いわゆるネットゲームというやつです。隙間の時間にできるなどのメリットから、電車で周りを見ているとずっと下を見ている人のなんと多いことか。

我々世代を狙っているのであろう80-90年代のアニメやゲームのタイトルを利用して、特にひかれるタイトルではやり始めてしまいますが、たいてい数日で飽きます(10日持ちません)。10年ほど前に『〇長の野望』だけは数年飛び飛びでやっていましたが、それ以外はそんな感じです。

やる気にならない理由をいくつか考えてみました。最大の理由は『キリがない』からだと思うんです。昔のゲームはスタートとゴール(+裏面)があって、RPGにしてもシミュレーションにしても目的があったんですよね。だから、小説みたいなもので、また『最初から』『別ルートで』やりたくなったりしていました。それが、毎度毎度アップデートしました、でゴールが引き延ばされている気がしてしまいます。

あとは『シンプルさ』、『ネット環境に左右されない』、『自分のペースで』、『スマホの容量不足』など嫌な理由はたくさんあります。

私個人的にはスーファミとかPSくらいの時代でハードが止まって、新作が出続けてもらう方がうれしいですね(PSはロード時間が長かったのは嫌やったなぁ)。

その時代のゲームがスマホでリメイクされるとついつい買ってしまういます。久しぶりに小説を読み直したくなるみたいな気持ちで。将来、子供たちがゲームをやる事には反対はしませんが、今のネットゲームしか知らないとドツボにはまりそうな気がします。

昔『ハド〇ン社』(だったかな?)が言っていた『ゲームは1日1時間』。親になった今、それを言いたくなる気持ちがよくわかります。

中川和也 拝