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抗体検査

★がないので、診療所にとってはもちろん重要記事ではありません。現在も当院はスタッフ、その家族ともに大きな問題はなく診療を続けています。(最新情報の詳細は4/9です)

外国ではやられ始めているニュースをどこかで見ましたが、日本でも試験的に始めたようです。コロナ関連ではいいニュースと信じて出してみました。興味がなければ読み飛ばしてください。

検査キットの性能評価とともに、感染している人や過去に感染した人の血液に現れる抗体の保有率を調べて特定の地域でどの程度、感染が広がっているかを把握するのが目的。(引用:https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000182453.html 献血で「抗体検査」開始 厚労省で感染状況の把握へ 2020/4/23 テレ朝ニュース)

はい、たぶん興味のある人と医療関係者以外はさっぱり分からない話です、申し訳ありませんが。免疫学の話なので。

ウイルスに対する体の免疫:

・初めて体に入ってきました⇒いろんな兵隊で対処⇒何とかやっつける⇒対処方法を記憶⇒対処用の鉄砲玉を準備する。

・2回目からは鉄砲玉をストックしておいて、入ってきたらそれでやっつける!

・長年使わなかったら対処法忘れる・・・(ウイルスの種類によって記憶力が違います)

超大雑把に言うとこんな感じです(偉い先生は突っ込まないでください)。

で、『抗体』ってのは鉄砲玉のことです。つまり、抗体検査陽性の人は、とっくに感染していることになります。血液検査なのでPCRでのどをこする検査よりよっぽど楽で、検体を取る人にうつすリスクも低いです。また、実際にその時にのどにある程度のウイルス量がいる必要がありますが、これは、すでにかかったことがあるかどうかの検査です。実用化されれば一気に終息するんじゃないかと期待しています。風邪と思っていたらかかってた人もいるでしょうし、感染しても免疫機能を持っているからそれほど重症にはなりにくい、といったわかりやすいデータになるので。

まぁ試験段階やし実験段階やからまだまだでしょうけど、ちょっと期待してしまいます。大阪でもやり始めるのであれば久しぶりに献血行こうかな。

結果は教えてくれないみたいですが(そらそうや、どの程度のhit率かもわからないので教えられへんやろ)、すでにかかっていた場合は血漿成分に抗体あるかもしれないですし、使用した場合治療効果少しぐらい上がりそうです(知らんけど)。けど、最近献血車って見かけないですねぇ。動く時間や範囲の問題?実際に動いていないんでしょうね、街中の人は減ってるし、あの車思いっきり3密やし。

中川和也 拝