blog私文

私文 ~ せっけん ~

毎日毎日手洗いうがいを続けること早1年がたとうとしています。毎日手術をしていた頃でも、一日にこんなに手洗いをする日はなかった気がします。

で、石鹸についてふと思い始めたことがありまして・・・診療所には泡のハンドソープを置いていますが、自宅の洗面所は固形石鹸を使っています。寒くなってきて確かに泡立ちが悪くなっているんですよね・・・

そういや昔母親に『石鹸はお湯やないと泡立ち悪いで』と言われたことを数十年ぶりに思い出しました。

 

そこで石鹸についての自由研究(笑)です。(以下 日本石鹸洗剤工業会のHP参照(https://jsda.org/w/index.html))

そもそも石鹸ってなに? ⇒ 界面活性剤です。

界面活性剤 ⇒ 言葉は知っているけどそもそも何だっけ?

私の知識はここで止まっていました(笑)。

界面とは、手垢などの脂分の分子と水の分子の間の事で、界面活性剤は、その間に入りこんで、油と水の反発する力を弱める作用がある分子だそうです。親水性のある部分と親油性のある部分を同時に持つ分子だとのこと。親水基、疎水基、お、遠い昔の受験の記憶が戻ってきたぞ。そんなんあったわ(笑)。

で、温度が低いと分子の動きも悪くなり、その作用が悪くなるのか。なるほどね~

で、石鹸の活性が強くなるのはだいたい20~40度くらいだそうです。

だから年末からここ最近の激寒の中では、帰宅時の冷たい手、水道の水では温度が低く、固形石鹸を手にこすりつけると泡立たずに、かんなで削ったように、手のしわで石鹸を細かい石鹸が付くんかぁ。母親の言った事も経験的には正しい事は知っていたけど、こんな科学的な裏付けもあるんやなぁ。

ってことは、石鹸で手を洗いたければお湯が出るのを寒い洗面所で待たないかんのか・・・お湯が出るのを待てないんですよね・・・

そういえば、最近駅のトイレで手を洗っても全然泡立たんなぁと思っていたんですよね。『石鹸の液が薄い』とか『一回あたりに出てくる量が少ない』と思っていましたが、『真冬に換気し続ける室内(トイレ)の気温』と『水しか出ない水道』が本当の理由っぽいですね。夏場は薄いながらも一応泡立っていましたし。

またまたどうでもいい話なんですけどね・・・

中川和也 拝