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以来の『通勤電車の車窓から』シリーズの2年半ぶりの続編です。実は⑨が抜けて⑩になっていたので⑨に戻しました(どうでもいいけど)。前から書こうと下書きのまま(2年半)温められていたネタです。
また裏道を通るような話です。今回は車窓の外でも車内でもなく、ホームで気になる物を見つけてしまいました。
目次
①なぜベンチはこの並び?
②なぜ今更書こうと思った?
③子供の指摘ってやっぱりありがたい
の3本です。
では本編
①なぜベンチはこの並び?
トップ写真、何の変哲もないホームにあるベンチです。(2023/5月の)深夜の南森町駅で拝借(盗撮?)してきました。
何が気になったのかですが
『いつの間にベンチが縦並びになったのでしょ?』です。
もっとも私は高校生になるまでほぼ電車に乗らない生活をしていた田舎者ですのでよく覚えていません(笑)たぶんベンチは線路側向いていたように思います。
少なくとも子供の時のプラレールはベンチは背中合わせで、椅子は線路方向を向いていました
ではなぜ
理由をいくつか調べてみると、いちばんの理由は『酔客など足元の悪い人が立った拍子にふらついて転落するリスクを下げるため』だそうです。なるほど。ホームの進行方向にベンチが向いていたら、ふらついても柱などにぶつかるか、転倒するか、踏ん張るか。少なくとも電車にひかれるよりは被害は少なそうです。
②なぜ今更書こうと思った?
ぶっちゃけ①だけではネタとして弱すぎるからやる気が薄かったことが、塩漬けの原因です。
しかし、最近阪急桂駅でベンチが90度回っていることに(娘に指摘されて)気づいたからです。
一緒に電車に乗っていて、先日ホームで聞かれました。
『ずっと縦向きのベンチが横になっているけどなんで?』
①の歴史を知っている者からするとすぐピンときます。理由は最近『ホーム柵が設置されたから』だと思います(推察)。
ホーム柵があれば線路に転落するリスクは極めて下がります。で、乗りやすさやホームを幅広く使うために戻したのでしょう。南森町駅のような一人椅子を90度向き変えてもコストかかるだけで大きく変わりませんが、4人掛けのベンチなら、線路向きの方がホームを広く使えます。リスクよりメリットの方が大きくなったのでしょう。
③子供の指摘ってやっぱりありがたい
①、②は大人が少し考えるとすぐに答えが出ます。阪急さんの意図はわかりませんが、こうだろうと推察はできます。しかし、指摘されないと気づきませんでした。
②の質問に対し、『実は昔はそうやってん』と答えるだけで、娘はびっくりしてくれます。同時になぜ縦向きになっかか、どういう理由で横向きに戻したかを順を追って質問して答えられたらひどく納得していました。子供にもなぜそうなったかを考える機会を作られて個人的には非常に満足しています。
④結論
・子供の指摘で気づくことがたくさんある。特に通勤電車シリーズはそれが多いです。
・答えは推察できるけど、それは〇十年という歴史の積み重ねであり、その積み重ねを紐解き簡単なクイズにするだけで子供は感動してくれる。
・大人はすぐにショートカットしてしまいます(ベンチがどっち向いていてもどうでもいいっちゃどうでもいいです)。子供は素朴に質問を投げかけてくれ、立ち止まる機会を作ってくれ、ありがたいなぁと思います。
中川和也 拝
