歌手のさだまさしさんの歌「秋麗」の中の一節です。この歌は涙、儚などの漢字をさださん流に解説した歌だと自分は理解しています。その中で「明日を明るい日と書くために」という一説があり、響きと分かりやすさから直感的に気に入って、いろいろなところで勝手に使っています。詳しくは歌詞を読むか歌を聞いてください。
そもそもなぜさだまさし?
非常にシンプルです。小さいころに車のカセットテープの歌がたいていそれだったからです。中学になってからはあまり聞かなくなったけど、大学で一人暮らしを始めた時に、ふと軽やかなメロディーと「紙飛行機のメッセージ」という単語が思い浮かび、ベスト盤や中古でCDを買いまくりました。結局見つからず、「第3病棟」というタイトルを教えてもらい、軽やかなメロディーと歌詞のギャップに驚かされました。あまり紹介するとマズいみたいなので割愛しますが・・・
文庫版や短編集、歌の歌詞も含め深い言葉がたくさんあります。また、さださんの物づくりの中のテーマとして「いのち」というものがあるそうです。「死ぬ」ということをテーマにした歌だけでもパッといくつも思い当たりますが、「死」という単語が入った歌は意外と少ないです。文脈からそう読ませる歌詞が多く、これも語彙力のすごさを感じさせます。
だいぶんいいお歳になってきていますが、これからも物づくりを続けてもらいたいものです。まだまだ元気そうですが・・・
中川和也 拝