一番かつほぼ唯一聞きたかったお話を聞いてきました。土曜の11時だったんで、8時半に出発して何とか間に合いました。
学会の主題は金曜(6/28)のブログに載せた『がんロコモ』のことです。
帝京大学の先生で、1年以上前から話を聞くのは3回目です。整形外科以外の学会も含め、全国を慌ただしく回っておられるようです。
今回は日本運動器学会という日本整形外科学会の亜流のリハビリを中心とした学会です。整形外科の先生も多くおられましたが、この中にはリハビリの療法士さんや柔整師さんもおられたと思います。この時間、他に講義がなく、今学会の本テーマにもかかわらず、一番広い部屋とはいえ埋まり切っていなかったので、まだまだ整形外科には興味の薄い領域なんだな~って思います(昼食の弁当の為部屋の前で立っている先生もたくさん)。初めて聞きに行った時には、骨転移を診ている『がん診療が比較的身近な』整形外科医の集会で話されていましたので、それと比べると『がん診療が比較的身近でない』整形外科が主に来ている学会ですので少しずつ興味は広がっているのでしょう。
『整形外科医さん、他人事ちゃうで~』『あんたのとこ来るで~』とわかりやすい話をしないとだれも興味を持ちませんので、初めて聞いた話とほぼ同じ話でした(笑)。たぶん深く掘り進めたいんでしょうけど、同じ話をいろんなところですることで整形外科医の意識を変えることから入っているのでしょう。お話は面白いし、スライドもわかりやすいので、毎度聞き入ってしまいますが。
ここからはまたまた私見です。偉い先生が整形外科医の中に広げる運動をしているのであれば、自分は自分の範囲で実践し、少しでも自分の範囲を広げていければ、と思っています。この国のがん患者さんの運動器を診る医者はまだまだ少ないので・・・(字数が増えてきたので明日へつづく)
中川和也 拝