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2020年の戦力外

こんなシーズンになりました。今年は変則シーズンであったこと。

例年であればシーズン終了後の時期に出る発表です。気分的にはもうシーズン終わったみたいですけどね。一応まだCSや日本シリーズが残っているタイミングでの発表でしたので変な感じです。

11/4 細谷、内、細川

11/6 鎌田 三家 渡邊

11/9 大谷

この中で思い入れのある選手:細谷、内、大谷に関して・・・

いつぞやの今週のロッテで書きましたが、細谷は大好きなんです。ノれば打つし、入場曲、応援歌(いずれもBOOWYのDreamin’(と替え歌))も楽しいですし。ただ凪が長すぎるんですけどね。2005年の高校生ドラフト4位、そこから生え抜きでレギュラーで出られたことはほぼなく、1年だけ春先に大フィーバーがあった年があった程度の選手です。ただ、高卒からこれだけ長く準一軍選手として頑張ってくれたことを考えると功労者とは言わないまでも、最後に打席くらいあげてほしい選手の一人でした。

で、内。2003年の高卒のドラ1です。プロ入り後何度となく利き腕にメスを入れ、その度に球速を上げて復帰してきた不死鳥のような選手です。完全にリリーフタイプの選手で、150kmを超えるストレートと鋭く落ちるスライダーを武器に出てきた試合は非常に安定した成績を残してくれました。この2つの武器は見ていて惚れ惚れする球筋です。コントロールはいいし、球のキレはあるけど、落ちるボールを見切られると四球が増えるイメージもあります。特にシーズン終盤の疲労がたまってくるとそんな傾向がありました。

スポーツ整形に関し少し余談、7回もプロ野球選手の利き腕にメスを入れられる主治医のスポーツ整形外科の主治医について、いち整形外科医が思うこと。腕(手術の技術や術中判断)はもちろん、すごいのは眼(診断能力)ではないかと思います。困っている部分の診断をし、手術を行うべきかの判断をし(診察室では全力投球できませんので、問診だけでの判断?ブルペンまで出向いて??)、必要なら手術で修復し、リハビリをさせて術前以上の球を投げさせる。本人の努力は言うまでもありませんが、整形外科の医師としては、こんな先生なかなかいないやろなぁと内のニュースの度思っていました。

大谷。2009年のドラ2で、トヨタからの社会人経由の選手です。スキンヘッド(寝癖がうっとうしいからと自分で刈っているそうです)で若いころ(ルーキーイヤー?)から『幕張の海坊主』の愛称で親しまれ、先発希望も先発では芽が出ず(先発の願望もあり出てましたが、結果的にはダメだったと記憶しています)、基本的にセットアッパーのポジションで活躍した選手です。投球のイメージは、非常に重いストレート、コントロールはそれほど良くないけど、打たれても飛ばない。短いイニングではしっかり押さえてくれていた投手でした。

かなうなら彼らは最終戦に出してあげてほしかったです。功労者として・・・

中川和也 拝