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表彰 ロッテ

2021年シーズンの表彰がすべて出そろいました。

今シーズンはロッテからも個人タイトルホルダーが出て、『ゴールデングラブ(以下GG)』や例年は選ばれる期待すらしない『ベスト9』まで出るお祭り騒ぎでした。

 

まず個人タイトルから

投手

益田 最多セーブ 8年ぶり2度目。2位の平野(オリ)に9つの差をつけて堂々の獲得です。今期の9回をほぼ全て1年間通して投げ切りました。数年前、大地とともにFA宣言かもと言われていましたが、本当にされたらどうなっていた事でしょう・・・

野手

荻野 最多安打と盗塁王 いずれも初受賞。36歳にして初のタイトル、春の妖精と揶揄された若かりし頃(春が過ぎるとケガで離脱するため)から、とびぬけたスピードを持っていただけに盗塁王はうれしいでしょう。この歳にして1番中堅(途中から左翼)で全試合出場は素晴らしいの一言です。しれっと初回に先頭打者ホームランを打ってみたり、初回の出塁率が異常に高いイメージ(個人の感想です)で、2番以降がつないで、初回に得点につながるケースが今期は非常に多かった印象です(同時にその後が続かずチームとしてはスミ一で終わるイメージも強いですが・・・)。24盗塁、10盗塁死というのは荻野のこれまでの成績からは考えられないところですので、疲労がたまらないように無理せず(首脳陣も無理させず)、来期以降も元気に1番スタメンでプレー出来てほしい選手です。

和田 盗塁王 初受賞 ほとんど代走ばかりでシーズンを終えました。CSで一度2番スタメンがありましたが、シーズン序盤はともかく後半戦でスタメンで出てきた記憶はありません。それだけチームとしては後半の一点が欲しいところでの代走和田+守備固めに期待していたんでしょうけど、育成上がりの2年目をそんな便利屋で使っていのか、出番はそこからで今は出足固めと考えるべきなのか悩ましい一年でした。2010年ころの岡田のように守備と足だけでもレギュラーを取った選手もいたことですし、スタメンで出てくれたらどれだけ走れるか、外野が安定するかを見てみたい選手の一人です。

 

で、投票系

まずベスト9が二人(1塁 レアード 2塁 中村奨吾)

基本的にベスト9はロッテフィルターがかかり、記者様のお眼鏡からは若干ぼやけてみられている気がしています(あくまで個人の感想です)のでベスト9は基本選ばれない物と思っています。

レアードは日ハム時代にサードで一度タイトル歴があります。今期、守備はおそまつでしたが、1塁手に求められているのは圧倒的な打撃‼と割り切れば、本塁打はラオウに次ぐ2位、打点も島内に次ぐ2位と文句なしの成績でしょう。一方中村奨吾は同リーグにホームランバッターの浅村がいる以上、なかなか難しかったタイトルです。ただでさえロッテフィルターがかかり目立たない、守備範囲も広く守備はうまい部類に入ると思っていますが今期の失策は9,打撃成績も打率8位、安打6位、本塁打も9本で24位、出塁率も8位、今季は盗塁も12で8位、と最終成績を見てもとにかく目立ちません。でも年間通してフル出場を果たし、意外と大事なところで進塁打を打ち、いる所では外野フライを打ち上げる、9月くらいまでは3割で首位打者も争っていました。浅村が例年より不調であったことを差し引いても、球場に行っている記者がちゃんと見ているんだなぁとうれしくなりました。

ちなみに荻野は外野手部門でおしくも4位、3位の柳田には20票ほど届きませんでした。おしい!!

そしてGG2名 (2塁 中村奨吾 外野手 荻野)

2人とも2度目の受賞です。ベスト9に入った中村がGGにも選ばれました。ベスト9でも書きましたが、打撃より守備走塁の選手だと思うので、こちらは順当でしょうと思っています。荻野もたくさん助けてもらいましたし、、外野手部門でトップの得票は納得です。

あとは細かいところを見ていくと、岡に19票入っていた事はうれしかったですね。今期結構ライトの好守備を見せてくれていましたし、例年はポカヒロミと揶揄されていた守備も無失策で終わり前半は代走守備固め、後半はレギュラークラスの働きをしていました。逆にエチェバリアに45票、これは正直疑問です。楽しそうにプレーをしているところなど好きな選手ではありますし鳥人といわれる派手なプレーがネットの動画配信で結構取り上げられては『おー』とは思いますが、それに騙されている記者が多いような気がします。結構正面のトンネルとかお手玉とかしてるんですけどね。その他の疑問票を挙げればきりがないのでこの辺りで・・・(笑)。

 

最後に、ロッテは関係ありませんが個人的に気になっていた新人王

セはカープの栗林、パはオリの宮城がそれぞれ200票以上の票を集め選出されました。

パは9割が宮城、伊藤大海(ハム)が21票でした。次いで紅林(オリ)4票、早川(楽)4票、ろうき2票でした。宮城が実際そこまでダントツだったかは何とも言い難い気がするんです。正直2位ロッテの立場(偉そうに(笑))からすると、下位打線に紅林がいる事や後半戦では結構上達していた守備力も正直嫌でした。逆に宮城は実はロッテとしてはあまり打てていないイメージがないんですよね。最終盤のろうきとの直接対決でも勝ちましたし、実際CSでも出してきませんでしたしね。高卒2年目で13勝は立派なのは分かりますけど、個人的には紅林の4票の少なさの方が意外でした。春にあった伊藤の大海対決のイメージも相まって個人的には2位に紅林と思っていたくらいです。早川とろうきは論外ですけど。

セは良く知りませんが、栗林の圧倒的な成績を逆に満票に近いくらい票を集めてもおかしくないのではと思います。牧も.314、本塁打22本は新人でなくても言うことなしですが、紅林のほぼ年間通して9回を任され防御率0点台は異常でしょう。実際交流戦でも打てる気がしませんでしたし。一方ネットニュースではタイガースの3名に票が入っていることがおかしいと一部で話題になっているようですが、いずれも最終成績を見れば新人でなくても立派な成績です。新人王になってもおかしくない成績ですよ。特に佐藤なんてロッテとしては喉から手が出るほど欲しい長距離砲ですけどね。大卒ルーキーとはいえ三振か本塁打のバッター、本拠地が甲子園で24本もホームランを打てる左打者ですよ。夢がいっぱいです。

あー久々に野球絡みで溜まっていた言いたいこと全部書いた。長文ですみませんでした!!

中川和也 拝